川崎市の子育て世帯は必ずチェックすべし!礼金0円&更新料0円+住宅補助付きの特定優良賃貸マンション!

特定優良賃貸マンションって聞いたことありますか?

子育て世帯、もしくはこれから結婚する、結婚したなどの若い夫婦などにはオススメの賃貸物件が実はあるんです。しかもこの物件はあまり賃貸物件のお店は紹介されていないことが多いので、周りも見落としている穴場物件なんですよ。

それは川崎住宅供給公社が管理運営する市営住宅になります。

今回は実際に市営住宅に住んでいる当サイトの管理人が、住んでみてわかった良いところ悪いところを解説していきます。

市営住宅って古びた団地と思ったら大間違い!

市営住宅と言ったら、どんなイメージを持っていますか?

昔から市営住宅と言って、思い浮かべるのは団地のような広い敷地に、エレベータ無しのマンションというかアパート群が並び立つようなところを想像しませんか?

いわゆる団地のような建物もまだあるにはあるんですが、川崎市の住宅供給公社が提供する市営住宅は、見た目は普通のマンションと何も変わりません。というよりも、元々は普通のマンションとして建築されたものを市がオーナーから直接全部屋借り上げているものなんです。

さらにはこの制度を利用するとオーナーにとっても市が建物を管理してくれるメリットがあるため、オーナー側にも市営住宅として認定されるための条件があるんです。例えば設備面であれば、50平米以上じゃないとダメとか、エレベーターがないとダメとかそう言ったものです。

こういった条件をパスした住宅だけ、川崎市の市営住宅として認定されるという仕組みがあるので、むしろ市営住宅であればこういった子育て世代に嬉しい条件をパスした優良が物件が多いんです。

子育て世帯が入れるのは3つ

先ずはどういった物件があるのかを解説します。物件は以下の3つの区分があります。

川崎市住宅供給公社が提供する物件
  • 特定優良賃貸住宅
  • 一般賃貸住宅
  • 川崎市特定公共賃貸住宅

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特定優良賃貸と特定公共賃貸と一般賃貸の違いは?

それぞれの条件を表にしました。

項目特定優良賃貸住宅一般賃貸住宅川崎市特定公共賃貸住宅
礼金0円0円0円
仲介手数料0円0円0円
更新料0円0円0円
部屋の広さ52㎡以上規定なし63.20㎡~84.24㎡
バリアフリー有り規定なし有り
所得制限200,000円~601,000円家賃の4倍以上の平均収入があること158,000円~487,000円
家賃補助有り無し有り
住宅タイプマンションマンション団地

一般賃貸住宅以外は、所得制限があるので、ある程度の収入があった場合には申し込めないということになりますね。

公共賃貸住宅に関しては、市が建てている団地に近いので、どちらかと言えば狙い目なのはやはり特定優良賃貸マンションです。

市営住宅の良いところ

ここからは実際に住んだからわかる市営住宅の良いところについて詳しく解説していきます。

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礼金0円&更新料0円

先ずは何よりもお金が安いことが挙げられます。

通常マンションやアパートなどを借りるときに発生する礼金、仲介手数料さらには更新月に請求される更新料などは全て0円になります。

金額的に計算をしてみれば分かる通り、入居時だけでも家賃13万円であれば、一般的な賃貸物件と比べて約39万円も得をすることなり、さらには2年ごとに更新料もかかりませんので、住めば住むほど得できるわけですね。

地域相場よりも安めの家賃、所得によっては住宅補助も

また市営住宅になるので家賃に関しても、制度的には近隣と同程度ということになっているのですが、調べてみた感じでは周りの相場よりも若干安めになっています。

金額的には最大でも〜5,000円程度/月になりますが、それでも年間に直せば年間最大6万円も安くなるのであれば、良いですよね。

さらには所得によっては、川崎市から住宅補助が出るので、世帯の所得合計金額によって住宅補助が付くようになっており、物件によって補助額は違いますが、数千円程度の家賃が補助されることになっています。

この所得金額は毎年川崎市から確認の書類が届くので、毎年源泉徴収票を提出する必要があり、その金額に応じて、住宅補助がついた家賃が決定するような仕組みになっています。

バリアフリーで広々かつメンテナンスもしっかり

市営住宅の”特定”認定の条件の中に、浴室やトイレなどの手すりがついていることや、エレベーターがついていること、段差がない床であることなどの条件があるため、通常の状態で既にバリアフリー化されています。

これは市営住宅の中でも、「特定」という名前がついているものに限定がされていますが、子育て世代も高齢者にもとても便利な条件の1つですよね。

さらにはちょっと子育ての便利化目線では、段差がないので、ルンバなどのロボット掃除機に優しいという面もありますよ。

また建物の共有部分に関しては、週3回程度、専門の清掃員が入って、しっかりと掃除をしてくれるので、常に綺麗な状態になってくれており、防火、ガス設備などの建物付帯設備関しても、しっかり川崎市が管理しているだけあって、漏れなく実施してくれるのも嬉しいメリットの1つです。

入居者のほとんどが子育て世帯だから安心できる

そして最後になりますが、市営住宅の申し込みの条件の1つに、同居する親族がいることというものがあります。これがあるので、先ずは単身者については入居することが不可能です。

そのため、入居できるのは夫婦世帯、子供がいる子育て世帯、もしくは親子世帯になります。

夫婦と言っても、やはり市営住宅に住みがちな世帯というのは、どちらかというと30代前後の世帯が多く、そういった世帯はそのまま子供ができて、子育て世帯になっていくんですね。

私の住んでいるマンションについてもほとんどが子育て世帯もしくは若い夫婦の世帯がほとんどです。

やはり子供を育てるに当たって、周りにどんな人が住んでいるかというのはとても気になるポイントで、上下階や隣の部屋に一人暮らしの方がいると、子供の足音が煩くないかとか実際にクレームがきたりと、自宅でビクビクしながら過ごす羽目になります。

そういった意味でも子育て世帯が多い住宅というのは安心できることが多いです。

市営住宅の気になるところ

メリットばかりだと、本当に悪いところってないの?とか思いますよね。

そりゃ、もちろん多少はあります。次からは気になるところを書いていきますね。

建物&設備が少し古め。和室が多い。

市営住宅のほとんどが築年数は10年以上のものが多いです。物件の一覧をみている限り、2000年前後に建てているものが多いように感じます。

但し、リノベーションは何度も実施しているらしく、部屋の中自体は比較的新しいものが多いです。私が住んでいた物件に関しても、内装はほとんどリノベーション済みで、古めかしい雰囲気を感じることはありません。ですが、やはり間取りだけはどうにもならない部分はあるので、そういった部分に古さを感じることはあります。

特に3LDKの建物は大抵1部屋は和室であることがほとんどです。

和室が1部屋ぐらいあった方が良いという人もいるので、一概にはデメリットとも言えないですし、子供と川の字で雑魚寝する場合にはむしろこういった和室があった方が便利かもしれませんね。

エアコンは自分で用意しなければならない

そして地味に金銭的な負担が大きいのがこの点です。

ほとんどの物件でエアコンがついていない場合が多いです。そのためエアコンなどの設備は入居後に自分で買って取り付ける必要があります。

部屋が大きい場合には、エアコンも大容量のものが必要になってきますし、そうなると値段も多くかかったしまいます。初期費用の一部という見方もできますが、引越しの際にはそのまま持っていけるので、中古で売ったりすれば多少は回収できるかもしれませんね。

但し、エアコンは買わなきゃならないということは、逆に言えば自分でなんでも選んで好きなものを設置できるという見方もできます。エアコンというものは新しいものの方が電気代も節約できますし、明らかに古すぎるエアコンを使わなきゃならないぐらいなら、多少の出費があっても好きなエアコンを自分で設置するというのも良いかもしれません。

申し込みに所得制限がある。(但し、更新時には制限なし)

入居の申し込みには、所得の制限があります。

特定優良賃貸の入居申し込みの所得制限
  • 世帯合計の所得月額が200,000円〜600,000円の範囲内であること
  • 18歳未満の子供がいれば、所得月額200,000円以上の基準は、お子様1人あたり20,000円の引き下げが可能

601,000円の上限を超えても入居することが可能。ただし、次のウ~オの条件のうちの1つを満たすことが必要。
ア 3カ月以上の空家住戸(必須)
イ 使用期間は最長5年間の定期建物賃貸借契約(必須)
ウ 18歳未満もしくは60歳以上の同居親族がいる方
エ 婚約者を含む同居配偶者があり、本人または配偶者が40歳以下の方
オ 障害者の同居親族がいる方

所得の計算は、世帯主だけでなく、同居する親族全ての世帯の年間収入を合算したものから適用される控除を引いたものを、12で割ったものになります。

所得月額自動計算ツールは → こちら

そしてもう1つ注目してほしいところは、この所得制限は、基本的には入居申し込み時にしか存在しないということなんです。つまり入居後に給与が上がった場合でも公社から追い出されるということはないです。

因みに川崎市特定公共賃貸住宅の場合は、所得ボーダーがさらに下がって月額48万円になります。なかなか難しいという人もいるかもしれませんが、育休など実質所得が下がるタイミングをうまく狙って入居するというのも良いかもしれませんね。

所得制限は入居時のみ。自分の所得のタイミングを見極めて申し込もう

市営住宅から市営住宅には引越しできない

現在川崎市営住宅に住んでいる場合には、その次に再度市営住宅に引っ越すことは基本的にはできないということになります。

但し、住宅の種類によっては申し込みも可能のようです。

Q:現在、川崎市住宅供給公社の管理住宅に住んでいますが、川崎市住宅供給公社が管理する別の住宅に移転することはできますか?
A:住宅の種別により異なります。詳しくはお問い合わせください。

町内会への入会が奨励されている

これは入居時にも公社から説明があるのですが、市としては基本的には町内会への参加を奨励しています。これは災害時の協力などにも関係があったりするのですが、何かあった時には町内会で解決してほしい、もしくはお祭りなどの行事のための集金などもあるので、市としては奨励ということになります。

但し、公社は基本的に町内会の活動に関しては一切関与してこないので、何か町内会のトラブルなどがあっても公社に問い合わせても、対応してくれません。

町内会があるかどうかは住宅がある箇所次第になるので内見に行った時にでも聞いてみる良いかもしれません。

ただ町内会は多少面倒な部分もありますが、地元のお祭りなどの貴重な収益源にもなっているので、子育て世帯としては、子供にそう言ったお祭りに参加させてあげるという意味でも煩わしく思わずに参加した方が楽しくなると思いますよ。

まとめ

この記事のポイント
  • 子育て世帯・夫婦世帯にはオススメの市営物件
  • 所得制限があるがうまく調整できれば、礼金0円&更新料0円とお得

今回は子育て世帯にオススメの川崎市の市営住宅について解説していきました。

意外と市営住宅自体は知っているけど、どうやって入居するのかはよくわかないっていう人が多く、友人を自宅に招いて、ここが市営住宅であることをいうと驚かれることがほとんどです。

なんせ見た目はちょっと広めのリノベ済みマンションにしか見えないんです。

是非、これから川崎市内に引越しを考えている人は市営住宅も検討してみると良いですよ。

https://www.kawasaki-jk.or.jp/

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