この記事では、子供用の自転車wimo kidsについてレビューしています。
子供用の自転車、特に幼児向けの自転車って少し悩みますよね。
我が家でもファーストバイクは有名どころの「ストライダー」か「へんしんバイク」で悩んだのですが、その次の自転車となると、急にどれを選べばいいのかわからなくなってしまっていました。
というのも、ファーストバイクの次の自転車というのは、おそらくほとんどの人が年長(5歳〜6歳)だと思うのですが、この年齢になるとある程度乗れる子にはストライダーのようなバイクは物足りない、逆に乗り始めが遅かった子には補助輪付きの自転車を、という感じになると思います。
さらには、次の7歳まで考え出すと小学生むけの自転車などと考え出すと色々な選択肢があって本当に悩んでしまいますよね。
そんな時に今回初めて知ったのですが、子ども用の自転車とは思えないぐらい本格的でかつオシャレな自転車、wimo kidsという自転車を見つけてしまいましたので、今回は実際に子どもに試乗させてその乗り心地などを詳しく紹介していきたいと思います。
wimo kids(ウィーモキッズ)とは?
先ずは wimo というメーカー自体はご存知ですか?
wimoは2020年に設立した自転車の設計開発及び生産販売、モビリティ全般を提案する日本の企業です。初商品である電動アシスト自転車COOZYで好評を得た後、2022年にwimo kidsで子供自転車市場へ参入しています。
主な製品としては、COOZY(クージー)という電動シティバイクという製品で、オシャレな見た目かつ、サビなどの心配がないベルトドライブを使用した製品です。
こちらの製品は大人向けのモデルにはなりますが、今回レビューしているのは子ども向けのモデル、wimo kidsになります。
wimo kids の外観|
早速外観から確認していきたいと思います。
先ず第一印象としては、

スタイリッシュな自転車!
というような印象です。
子ども用の自転車と考えると、もう少し子どもっぽいデザイン、色調なものが多いと思いますが、wimo kidsの場合はスポーツバイクのようなカッコ良さが感じられますね。


ヘッドチューブにはwimoのロゴが入っています。


今回のカラーの麦(ムギ)というネーミングも可愛らしいですよね。
実際の色はどちらかといえば、シャンパンゴールドに近いかもしれませんが、とてもおしゃれで落ち着いた感じの色味をしています。かなり人気のカラーらしく、公式サイトでも半年待ちになっているほどです。
ハンドルバーには、反射板とベルが標準装備で、シンプルな形です。


触った感じは、フロントバーはアルミのような感じです。
おそらく軽量化のためにできるだけ軽くしているのではないかと思います。
因みに変速ギアについては、16インチモデルにはついていません。ギアは20/24インチのみshimanoの3段変速ができるようになっています。
今回の16インチの自転車は、5〜6歳ぐらいの子供が乗る自転車なので、変速ギアがついていると操作が複雑になるので、16インチに変速ギアがついていないことに関しては全く問題ない気がします。
ハンドルグリップについては、レザー風の高級感のあるデザインになっています。


実際の素材は、レザーではなくスポンジ素材のようになっており、触った感じはふにゃっとした感じで、子供が握りややすいですね。
また、ベルトドライブ採用のためチェーンカバーがないデザインです。
このカバーがないおかげで、一層スポーツバイクのような見た目になっています。


駆動用のチェーンに関しては、通常金属製のチェーンになっていることが一般的と思いますが、wimo kidsに関しては、コンチネンタル製ポリウレタンで作られたベルトドライブになります。
個人的にはこの部分が、この自転車の一番の驚きポイントだと思っています。
サドルに関しても、レザー風の色味になっており、素材はハンドルと同じような感じです。


ムギの場合はタイヤの縁も、ハンドル/サドルと同じ色調になっており、見た目がとても高級感がありますね。
因みにゴマの場合はツートンカラーではなく、ブラックで統一されており、よりしまったようなデザインです。


wimo kids のポイント
ここからは、wimo kidsのポイントをいくつかピックアップしておきますね。
子ども向けとは思えないスタイリッシュさ
先ず一つ目のポイントは、何よりもこのスタイリッシュさです。


子ども向けの自転車やいわゆるママチャリの場合、ハンドルバーが大きく曲がっていると思いますが、wimo kidsの場合はスポーツバイクと同じようにが直線のようなライザーバー※になっています。
(※握る部分が取り付け部より高くなっているハンドルのこと)
このせいで、乗る時には若干子どもが前傾気味になるのですが、子どもに聞く限りはむしろ乗りやすいそうです。
またwimo kidsのカラー展開がとても特徴的です。


カラー名が全て、野菜の名前になっており、今回の自転車もシャンパンゴールドではなく、麦(むぎ)です。
サイズによってカラー展開が異なります。それぞのカラー展開は以下の通りです。
- ムギ(シャンパンゴールド)| 16/20/24 インチ
- ゴマ(ブラック)| 16/20/24 インチ
- トマト(レッド)| 16/20 インチ
- カボチャ(イエロー)| 16/20 インチ
- ケール(ブルー)| 16/20 インチ
- ダイコン(ホワイト)| 20 インチ
- ナス(薄紫)| 20/24 インチ
- オリーブ(グリーン)| 24 インチ
ベルトドライブでメンテナンス不要


次のポイントは、ベルトドライブ機構になります。
自転車にベルトドライブの機構を使っている機種はあまり多くなく、あっても一部のモデルだけ。ましてや子ども向けの自転車にベルトドライブを使っているのは、wimo kidsだけかもしれません。
そもそもベルトドライブの何がいいのかですが、個人的に一番気に入っている部分は「錆びない」ことだと思っています。
自転車って、自宅の中で保管している人なんてほとんどおらず、一般的に外に置かれるものですよね?
そうすると、必ずサビます。買った当初はカッコよかった自転車も、半年〜1年も経てば、チェーン部分が徐々に錆びてきますよね。もちろんそうならないように油を定期的に挿せばいいかもしれませんが、なかなか難しいです。
また折角のオシャレな自転車なので、兄弟が大きくなるにつれて、下の子にも使わせてあげたいと思う時にも、サビないというのはすごいメリットだと思います。
またその他の利点としては、一般的なチェーンベルトと違って、チェーンが外れにくいという点もあるみたいです。たまにチェーンが外れて困っている子どもを街中で見かけますが、あの光景が少なくなるのであれば、それはとてもいいですね。
国内最軽量ベルトドライブ子供自転車!子どもが片手で持てる重さ


そして最後ですが、この自転車めちゃくちゃ軽いんです。



本当に軽くてびっくり!
軽いというのはそれだけ便利なんです。一般的に子どもが自転車の練習で苦労する点は、自転車の重さに自分自身が振り回されてバランスが取りづらいということや、倒れた時に自分で起こすことが難しいという点だったりします。
この自転車の軽さのおかげで、子どもが一人で楽に自転車を起こすこともできますし、何よりも自転車の上達が他のものよりも早くなるという点があります。


また番外かもしれませんが、万が一子どもが帰宅中にもう自転車乗れないって言った時も、この重さであれば大人が手で持って持ち運ぶこともできますね。
因みに我が家はこの自転車の前は、「へんしんバイク」に乗せていたんですが、12インチのへんしんバイクのペダルをつけた時の重さが6.3 kgなので、実は16インチのwimo kidsとほとんど変わらないぐらいの重さ (6.45 kg)になっているんです。
へんしんバイク 12インチ、キッズバイクモード | 6.3 kg |
wimo kids 16インチ (ペダル、スタンド込み) | 6.45 kg (+150g) |
実際に子供を乗せてみた
wimo kidsは、基本的にほぼ組み立て済みの状態で届きます。
なので自分自身で届いてから組み上げる必要もないので、楽ちんです。
子どもにも乗せてみましたが、初めての16インチ自転車とは思えないぐらい、スムーズに乗れて、数分後には乗り回していました。


ベルトドライブ機構のおかげで、チェーンバイクとは踏み心地が違うらしく、走り出しがとてもスムーズに進めました。あとは、ペダルを漕ぐと弾むような感覚で、スイスイと進んで行きました。
いつも乗っていた自転車と比べて、車体が軽いせいかスピードがよく出ており、風を切って走る感覚を、とっても楽しんでいるようでした。
何度も道を往復し、楽しそうに自転車をいつまでも走らせていました。



おしまいといっても止めてくれなかったぐらい、楽しんで乗っていました


また試しに前輪を浮かして、軽く手(ほぼ指)で軽く回してみましたが、クルクルとずっと回り続けています。
これはこの前輪の駆動パーツに使われているものがスポーツバイク並みのシールドベアリングを使用しているからだそうで、子供用の自転車とは思えないぐらい本格的な作りをしていますね。



永遠に周り続けるかのようなスムーズさですね
ブレーキ部分ですが、子どもが握りやすいちょうどいい硬さと効き心地をしています。
前の自転車の場合は、ブレーキが固かったり、建て付けが悪いのか、かなり強く握らないとしっかりとブレーキがかからないので、なかなか握力のない子どもには難しい部分もありましたが、wimo kidsのブレーキはとてもスムーズです。
後輪に関しても、しっかりと軽い力で反応していますね。
他社キッズバイクとの比較
以下に16インチでの、比較対象になりそうなオシャレな自転車との比較表を作成してみました。
wimo kids 16 | ブリヂストン | ルイガノ K16 Lite | Jeep | |
---|---|---|---|---|
製品画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
インチ | 16 inch | 16 inch | 16 inch | 16 inch |
カラー | ムギ/ゴマ/トマト/カボチャ/ケール | ライトブルー/クロ/カーキ | ホワイト/ブラック/スカイブルー/シーグリーン | オリーブ/インディゴブルー/マスタード |
本体重量 | 6.45 kg | 10.0 kg | 7.2 kg | 12.7 kg |
チェーンタイプ | ベルトドライブ | チェーン | チェーン | チェーン |
変速ギア付き | ||||
カゴ付き | オプション | |||
ライト付き | ||||
泥除け付き | ||||
補助輪付き | ||||
参考価格 | ¥49,500 | ¥50,000 | ¥42,900 | ¥48,000 |
購入場所 | 公式サイト | 楽天市場 | 楽天市場 | 楽天市場 |
比較表を作成して改めて感じましたが、wimo kidsはめちゃくちゃ軽いですね。
もちろん他のメーカーの場合は補助輪の有無があるので、一概に比較できない部分もありますが、例えばルイガノであれば同じようなデザインと機能ですが、それと比べても 800 g 近く軽量です。
因みに、もっと安い例えばイオンの自転車(16インチ)だと、重さが 10.0 kg 程度になっていることを考えると、wimo kidsは圧倒的に軽いことがわかりますね。
まとめ
今回は wimo kids についてレビューしていきました。


- 子ども向けとは思えないスタイリッシュさ
- ベルトドライブだからメンテナンスフリー
- 業界最軽量級 6.45 kg!子どもが片手でも持てる
- 少し高額な自転車
デメリットについて、正直自転車に関してはほとんどありません。本当にしっかりとした自転車だと思います。
ただ一方で、唯一あげるのであれば、量産系の子ども用自転車と比べれば確かに少し高いので、その部分はデメリットと感じるかもしれません。
ただもし兄弟のいる方であれば、この自転車であればサビにくい&メンテナンスフリーなので、兄弟含めて長く使えるんじゃないかと思います。
最後に全体的としてですが、軽さといい見た目といい、セカンドバイクにもちょうど良い自転車だと思います。



バランスバイクが乗れるようになった子どもにピッタリ♪
是非、みなさん参考にしてみてください!