川崎市では実は大人のぜん息の医療費の助成金があるって知っていますか?
通常小児ぜん息に関しては、東京都にも「東京都大気汚染医療費助成制度」というもので、18歳未満の医療費の助成があり、慢性的に通院が必要となる症状の場合には無料になるというものです。
川崎市にももちろん小児ぜん息の医療費助成(全額補助)があります。
しかし川崎市には何と成人向けのぜん息医療費補助があるんです。
川崎市では成人ぜん息医療費助成で1割負担になる

ぜん息とは慢性的な気管支炎であり、日常的に咳が出てしまうような症状があります。通常子どもがかかりやすいのですが、大人でもぜん息になってしまう人もいます。
ぜん息になってしまうと、毎日気管支炎を抑える吸入器を使わないとならないのですが、これが毎日となると結構金銭的な負担になります。
川崎市は「川崎市成人ぜん息患者医療費助成条例」に基づき、アレルギー対策の一環として満20歳以上の成人向けに医療費の一部を女性するという事業をやっています。
- 川﨑市民であり1年以上川崎市内に住んでいること
- 満20才以上であること
- 気管支ぜん息と診断されていること
- 川崎市内の病院、薬局(片方でも良い)でしか使用できない。
- 喫煙しないこと(喫煙している人は禁煙の誓約書が必要)
申請方法については、先ずは医師に気管支ぜん息の診断書をもらうことが必要ととなります。診断書が貰えればあとは病院の指示に従って、申請すれば医療証が後日郵送されるという手順になります。
詳しい申請方法は→こちら
ぜん息として認定されることのデメリットは「ない」
医療証をもらうことで、就職に不利になったりするんじゃないかとか、国から何か研究に関わる協力をしないといけないんじゃないかと、心配される方もいるかもしれませんが、これは本当にありません。
単に医療費が安くなると思ってくれればそれでOKです。
会社には申告不要。但し健康保険組合には申請が必要なことも
就職や転職時に自身の持病について特段聞かれない限りは、答える必要もありませんし、ぜん息の症状が通常の業務に支障をきたすものでない限り、会社に申告する必要もありません。
但し唯一、会社の健康保険組合には医療証があることを申請する必要があります。申請しなくて健康保険組合には毎月の利用状況を把握することができるので、そのうち問い合わせの連絡が来ると思います。
病院や国から何かアンケートや研究協力があることは一切ない
少なくともワタシの周りではありません。
総合病院によっては、病院としてそういった臨床試験をやっているかもしれませんが、それがこのぜん息医療費助成とは一切関係のないところで実施されていますので、本当に医療費助成を受給することのデメリットは特に思い当たりません。
まとめ
今回は川崎市の成人ぜん息の医療費助成制度についてピックアップしました。
川崎市では高度成長期の時代に公害などでたくさんの裁判が実施されていたという経緯もあり、こういった医療費助成事業が存在しているのだと思います。
正直ぜん息などはずっと使い続けるようなものになってくるので、こういった助成があるととても家計には助かりますよね。
川崎市近辺に住んでいるぜん息持ちの方はこの助成金目当てに川崎市に引っ越すというのもいいかもしれませんね。
https://www.city.kawasaki.jp/350/page/0000102253.html